中国語は漢字のみが使われています。もっとも古い漢字は象形文字です。つまり絵です。世界中の様々な言語を見るとその初めは皆、絵でした。話した事を絵で記録して遠くにいる人に伝えたり子孫に見せたりしていました。
しかし絵を描くのには才能が必要です。誰でも簡単に習得できるものではありません。なので絵を簡略化しなければなかなか普及できない事に人々が気づきました。
それから言語の発展が二つの道に分かれました。一つは絵で意味を表す事を止めたこと。発音を子音と母音に分解してそれぞれの符号を用いて表します。例えば「K」という子音と「A」という母音を合わせて「KA」という発音ができた;「か」です。「か」という発音でいろいろな意味を表せるけれども、「か」という符号自体は意味がないです。世界中のほとんどの言語はそういう風に作られていました。また音を変える事によって意味も変わります。日本語では少し分かり難いですが、英語だったら分かり易いのかもしれなません。例えば、eat, eats, eating, aet, eaten。音で意味を区別しています。
もう一つの道は恐らく中国語だけではないかと思いますが、絵で意味を表す事をずっと続けてきました。絵をもっともっと簡単に描ける工夫をしてきました。人の絵を「イ」(にんべん)で表したり、水の絵を「シ」(さんずい)で表したり、建物の絵を「宀」(うかんむり)で表したり。人が木の下に居る(休)のは休む事を表しています。複雑な絵を線や点などによって簡単に描けるようになりました。また音を変える事によって意味が変わる事はないです。
と言う事からすると、中国語を勉強する時に、英語やその他の言語とは全く異なる学習法を使わないとなかなか上達できない、ということになるでしょう。数や格、時態などによって動詞はどう変化するかなどは中国語にはあまり意味がありません。よく過去形は後に「了」を付けると考えている方も多いでしょうが、実際使う時には過去なのに付かなかったり過去じゃないのに付けたりするのです。「了」は時間を変化をさせる印ではなく、極端に言うとただ一つの絵に過ぎない。置く場所によって様々な意味を表せます。
今までの勉強方法をもう一度考え直してみれば、きっと近道を見付けられるのかもしれません。中国ではこういう言葉があります。
「山窮水尽疑無路、柳暗花明又一村」
posted by Jack Lee at 21:12|
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